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~ 女性騎手として初の栄誉 ~ 宮下 瞳 騎手 黄綬褒章を受章

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 名古屋けいば所属の宮下瞳騎手は、このたび令和6年春の褒章において黄綬褒章を受章することが閣議決定されました。

 宮下騎手は、平成71995)年にデビューして以来、女性騎手の第一人者として女性騎手通算勝利記録の更新を続けていた中、平成232011)年8月、出産を機に騎手免許を返納して騎手を引退し、育児に専念する道を選びました。しかし、4歳となった長男からの応援をきっかけに再び騎手を志し、家事育児と並行してトレーニングや学科の勉強に取り組みながら厩務員として競走馬の世話も行うなど、ひたむきな努力を続けた結果、試験に合格し騎手免許を再取得、平成282016)年8月に騎手として現役復帰を果たし、以降も順調に勝ち星を伸ばし、令和3(2021)年11月には地方競馬通算1,000勝を達成しました。

このように、宮下騎手は馬の能力や競馬の魅力の向上など競馬の発展に貢献し畜産振興に寄与したことに加え、競馬界では体力面等で不利とされる女性騎手が出産・育児による引退を経て現役に復帰したのは国内初であり、現在も通算勝利日本記録を更新し続けています。

 黄綬褒章は、こうした農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する者に授与されるものであり、今回の黄綬褒章受章は、中央競馬・地方競馬を含めて女性騎手としては初めてとなります。

受章にあたって、宮下瞳騎手よりコメントが寄せられました。また、名古屋けいばでは受章を祝う行事を予定しております。

 今もなお第一線で活躍し続けている宮下瞳騎手に対し、これからも温かいご声援をお願いします。

宮下瞳 騎手 受章のコメント

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 このたび、このような褒章をいただくことになり、大変うれしく思っています。

 私だけの力ではなくて、ファンの皆様や関係者の皆様、家族の応援のおかげで受章できたと思っています。本当にありがとうございます。

 そして、この受賞で、日々懸命に努力されている全ての女性の皆様方の夢や希望を、少しでも後押しすることができたら、とも思っています。

 私も、もっともっと頑張っていきたいと思います。

 名古屋競馬場でお会いできるのを楽しみにしています。

【名古屋競馬場での行事について】

 5月1日(水) 宮下瞳騎手受章報告会(名古屋競馬第6レース後・午後325分頃)

 ※ 受章報告会の様子は名古屋けいば公式Youtubeチャンネル(金シャチけいば情報)で放映いたしますので、インターネット等でご覧ください。

 宮下瞳騎手プロフィール

略  歴:

昭和52年 5 月31日 鹿児島県生まれ

平成 7 年 9 月29日 騎手免許取得

平成23年 8 月16日 騎手免許返納

平成28年 8 月 1 日 騎手免許再取得

受 賞 歴:

NARグランプリ優秀女性騎手賞(11回受賞)

NARグランプリ特別賞(3回受賞)

令和元年 女性のチャレンジ賞 男女共同参画大臣賞 受賞

令和3年 第2回競馬功労者表彰 農林水産大臣賞 受賞

他、愛知県競馬組合表彰、韓国KRA国際女性騎手招待競走 等

所属厩舎: 竹口勝利厩舎
服  飾: 胴紫・桃一文字、袖白
初 騎 乗: 平成 7 10 22日 名古屋 1レース オブラディブラダ号
初 勝 利: 平成 7 10 24日 名古屋 6 レース ショウワミラクル号
<主な記録> ※令和62024)年4月28日現在
地方競馬通算勝利数 1,216 勝(女性騎手日本記録)
地方競馬通算騎乗数 13,858回

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