馬具の種類(はみ)

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■はみ(Bit)

 騎手と馬との意思伝達の接点である。馬がこれを口中に軽く含んで、両方の口角に平等に柔らかく当っている状態を保つことが必要で、はみ枝の長短、はみ身の太さ、長さなど多種類の中から、その馬に最も適したものを選ぶことが大切である。



水勒はみ(Snaffle Bit) 棒はみ(Straight Mouth Bit)
 最も一般的なはみ。2本のはみ身は中程
で連結される。制御力は緩やかである。
 はみ身が棒状で水勒はみに比して制御力がやや強い。
   
Dばみ(Dee Bit) 枝ばみ(Full Cheek Bit)
 はみ身は水勒と同じだが、はみ環がD型を
していて、口角を圧迫して、頬当ての役割を
果たす。
 一対のはみ枝によって、はみが口の中で滑るのを防止する。
   
半枝ばみ(Half Spoon Cheek Bit) ゴム棒ばみ(Solid Rubber Bit)
 一対の下はみ枝によって、はみが口の中
で滑るのを防ぐ。
 はみ身全体が弾性ゴム(丸棒状)でできている。
   
ゴム棒枝ばみ
(Half Cheek Rubber Bit)
Dゴムばみ(Dee Rubber Bit)
 ゴム棒ばみにはみ枝が付いたもの。  Dばみのはみ身に弾性ゴムを巻いたもの。
   
スライディングマウスビット
(Sliding Mouth Bit)
エッグばみ(Eggbutt Bit)
 棒状はみに革を巻き、はみ革を付けること
によって、はみが口の中を滑るのを防ぐ。
 はみ身の口角にあたる部分が太くなっているため、はみ当たりが柔らかい。
   
ワイヤービット(Wire Mouth Bit) フルチークワイヤービット
(Full Cheek Wire Bit)
 太い針金を捻じって作られており、制御力
が強い。
 はみは2本(若しくは1本)の針金で編まれ、はみ枝を付したもの。
   
両ねじりばみ
(Twisted Mouth Snaffle Bit)
ブレイキングビット(Breaking Bit)
 はみ身が捻じられて作られた水勒はみ。
制御効果が強い。
 はみ身に3本の舌押さえが付けてあり舌を越さないようにしてある。若馬用。
   
ブレイキングブラドーンビット
(Breaking Bradoon Bit)
ドライビングビット(Driving Bit)
 はみ身に3本の舌押さえが付けてあり舌を
越さないようにしてある。
 下はみ枝付きのはみに下顎の自由を奪うためのリングをつけたもの。
   
チフニィビット(ハートはみ)
(Chifney Bit)
キンブルウイックビット
(Kinble Wick Bit)
 下部の環と腹帯を革などで繋ぎ、頭を上
げさせないようにする。
 主として障害馬術用のはみで、舌押さえとしてはみ身はおつ型になっており、下顎にグルメットを付ける。
   
大勒はみ(Weymouth Bit) 小勒はみ(Bridoon Bit)
 はみ身、はみ枝の作用により、より小さい
力で大きな制御力を持つ。
 大勒はみと組み合わせて主に馬場馬術に使用する。
   
21グルメット(Curb Chain) 22ペラムばみ(Pelham Bit)
 主に大勒はみと組み合わせて使用する。
はみをより強く保定する。
 主に2本の手綱とグルメットを付けて使用されるが、1本の手綱で使用されることもある。制御力が強い。
   
23洗いばみ(Japanese Bit) 24ハックモアー(Hack A More)
 引き馬、張り馬等に使用する。  はみはなく、手綱を引くことにより、鼻梁を締めつけて制御する。


■はみ吊り、頬あて(Bit Holder、Cheek Guard)

はみ吊り(Bit Holder) 頬あて(Cheek Guard)
 舌がはみを越す馬に使用する。はみを上
顎に引き上げることによって舌がはみの上
にくるのを防ぐ。はみ受けを確実にするため
の補助具。
 はみ身に環状のゴム板を装着することにより口角を圧迫し、またはみが口の中で滑るのを防止する。