蹄鉄の種類

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■蹄鉄の種類

調教蹄鉄 調教ニウム 競走ニウム
 極軟鋼で作られている。
 重量220㌘。
 アルミニウム合金で作られており、重量は約140㌘で軽いが、耐摩耗性は劣る。  一般に勝負鉄と呼ばれ、材質はアルミ合金で重量は75㌘と調教蹄鉄の3分の1と軽量である。
     
O製兼用蹄鉄 T製兼用蹄鉄 トリプルクラウン
 この兼用蹄鉄は、鉄頭部に鋼片を埋め込んだアルミ合金で作られ重量は95㌘。
肘腫、交突既往馬にも賞用され肢蹄保護の効果がある。
 O製に同じ。  アルミ合金で、鉄頭部に鋼片が埋め込まれて、74㌘と軽量である。日本製は釘溝、釘孔が鉄頭部は蹄鉄の中程に、鉄側から鉄尾にかけてやや外縁よりに設けてあるのに対し、この蹄鉄は鉄頭から鉄尾にかけて外縁よりである。
     
フランス製 クイーンズプレート T製アウターリム
 材質はアルミ合金で釘溝、釘孔も日本製と概ね同様である。左右別に形状が作製され、修正時の作業が極めて良好である。重量は80㌘である。  鉄頭部に鋼片が」埋め込まれ、耐摩耗性を高めている。鉄唇は無く除土面は多めに設けられ、溝、釘孔が外側に寄っている。重量は80㌘。  溝を挟む接地面の外側が内側より高く、鉄頭部の鋼片と同じ高さにしたもの。重量100㌘。
     
T製トゥアウター サラブレッドインナーリム ビクトリーECプレート
 T製アウターリムよりも鉄頭部の鋼片をさらに2ミリ高くしたもの。  鉄頭部に鋼片が埋め込まれて接地面の内側は外縁よりも高くなっている。重量80㌘。  鉄頭部に鋼片が埋め込まれて、耐摩耗性を高めている。鉄唇は無く鉄幅がやや広く、さらに除土面が広く設けられている。重量88㌘である。
     
ジャーカルクス ブロックアンドスティッカー O製外縁全鋼片入蹄鉄
 前肢用の歯鉄であって、鉄頭部に鋼片が埋め込まれている他、内外蹄尾部に突起(calk)が埋め込まれたもの。  後肢用の歯鉄で、鉄頭部に鋼片が埋め込まれている他、内鉄尾部に隆起(block)、外鉄尾部に突起(calk)が埋め込まれているもの。  蹄鉄下面の全周に渡って溝を設け、その外側全周に鋼片埋め込んだもの。重量110㌘。
     
O製内縁全鋼片入蹄鉄 O製クッション蹄鉄 O製3本鉄心蹄鉄
 鋼片を溝の内側全周に埋め込んだもの。重量110㌘。  蹄質の脆弱なものや捻転歩様馬等の落鉄予防に使用する。重量90㌘。



■特殊蹄鉄

 特殊蹄鉄は変形蹄や異常歩様の強制に用いる他、肢蹄の病気の治療、予防など装蹄療法のために用いられる蹄鉄を指す。

連尾蹄鉄 後半連尾蹄鉄 厚尾蹄鉄
 この蹄鉄は左右に鉄尾の部分が繋がっていることに特徴がある。蹄の負重面を広くし、蹄踵や蹄側からの圧力を和らげて蹄機能を増進させる働きがある。  蹄鉄の前方を除いた連尾蹄鉄であり、蹄踵狭窄などの変蹄などに用いられている。  鉄頭部から鉄尾部に向かって次第に厚くしたもの。蹄角度を起こし、屈腱にかかる力を小さくする効果がある主として深屈腱や低踵で追突しやすい後蹄に用いられる。
薄尾蹄鉄 半月状蹄鉄 3/4蹄鉄
 鉄頭部から鉄尾部に向かって次第に薄くしたもの。蹄角度を起こったもので、削蹄のみで修正できない蹄に装着し、蹄角度を低める。追突の激しい前蹄に装着すると効果がある。  蹄鉄の1/3または1/2の切り取ったもの。蹄踵狭窄、拳踵、裂蹄などの場合に装着する。新馬の調教のしはじめに蹄尖部の磨減を防ぐためや、追突の激しい前蹄に用いることがある。  蹄鉄の一方の鉄枝の半分を切り取ったものが3/4蹄鉄で、一側のみの蹄踵狭窄、拳踵または裂蹄などに用いる。
鉄橋蹄鉄 半丸蹄鉄 ハイベスト蹄鉄
 両鉄枝間に鋼片を橋にように渡して鍛着したもので、蹄葉炎の蹄底下垂や蕪蹄の治療に用いられる。  蹄鉄下面全体を丸くしたもので、蹄の反回がどの部分からでも可能となり、自然な反回となる。  衝撃吸収材としてウレタンゴムを釘溝にそって、帯状に接地面と平らになるように充填したもの。肢蹄疾患馬に多く使用される。
捻転防止蹄鉄 鉄臍(てっさい)蹄鉄 鉄臍(てっさい)蹄鉄
 着地、去地の間において肢を捻転する馬は特に後肢に発し、蹄踵を外方に、回転するので、外鉄尾を外方に曲げたものを装着する。  ブロック状蹄鉄は鉄尾下面側に折り曲げ、高くしたもの。後蹄の蹄角度が低すぎる場合に使用される。  螺旋式鉄臍蹄鉄は鉄頭鉄尾にネジ孔を設け、ネジ鉄臍を固定したもの。滑走の防止に使用される。
刻(きざみ)蹄鉄 ヒールリフト
 下面に凸凹の刻線を設け、滑走を防止するもの。  普通の蹄鉄にウレタンゴムを蹄踵部との蹄負面と蹄鉄の間に挿入しその用途に応じて、蹄角度起低させる。