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■パドックで馬を観察

 レースの30分ほど前になると出走馬は、パドック(下見所)と呼ばれる楕円状のこじんまりした周回場に集められます。ここで15分ほどの間、厩務員に引かれて周回します。目の前を歩く馬たちの毛ヅヤ、落ち着き具合、闘志、発汗の様子などを見ることは、どの馬の調子がよいかをつかむヒントになることでしょう。但し、他の馬との比較はできるだけさけるべきです。パドックとは狙っている馬が以前とどこがどう違うかを見極める場所だからです。



プラスポイント! マイナスポイント!
 馬体がふっくらとして、実際の体重よりも大きく見える馬  著しく発汗している馬
 頭を下げて引き手をグイグイ引っ張るように歩いている馬  チャカチャカして落ち着きのない馬
 元気があって前の馬についていく馬  馬体重が減り続けていたり、大幅に増減している馬
 コーナーを回る時、外にふくらむ馬  夏なのに汗をかかない馬、逆に冬なのに汗を かいている馬
 前走の状態と比較  冬毛の奥にフケのようなものが見える馬
 目がイキイキした馬  脚の踏み込みが等間隔でなくバラつきのある馬
 普段はつけていない馬具(遮眼革・シャドー ロールなど)をつけてきた馬。  膝から球節にかけて焼いた跡がある馬
 尾から尻にかけて溝ができている馬
    腰にハリの跡がある馬



 好感ポイントに毛ヅヤについて書かなかったのは、毛ヅヤの善し悪しはブラッシングで左右されますし、歩調は馬を引く厩務員のリズムによってはかわってしまうからです。馬の状態が悪くても、能力が半分になるわけではありません。パドックだけで勝馬を判断してしまうのも早計です。競馬はタイムを競うものではなく、他馬との能力を競うものだからです。

 ※毛ヅヤはわかりづらいので太陽を背にして見ること、逆光では見ないこと!
   また、パドックのコーナーで馬を見ることもいいといわれています。

 ファンの皆様だけではなく、馬にとってもパドックは神経質になってしまう場所です。馬を驚かすことはマナー違反です。パドックでのストロボ撮影や大声での歓声は禁止されていますので、気をつけましょう。