タイトルイメージ 本文へジャンプ


■馬の脚室は5パターン

 馬が得意にしているレースでの走り方を脚質といい、次の5種類あります。

 馬によってはレースの進め方(戦法)が違ってくる理由には、様々な要因がありますが、馬の気性があります。

 【気性】とは持って生まれた性格であり、遺伝によるところが大きく、血統的な傾向が見られる。気性(レースを戦う精神力)は、脚力とともに、競走馬の能力を構成する重要な要素でもある。具体的には、他馬より前へ出たがる闘争心、最後までとことん頑張る粘り、素直に騎手の指示に従う折り合い、位置取りを下げてリラックスして走れる抑え、馬込みを怖がらない図太さ...など。こうした精神力をどう備えているかは、脚質や距離適正には影響する。

 逃げ馬には、他馬を恐がる馬、常に他馬よりも先行したいと思う気性の激しいタイプがいます。

 後ろから行く馬には、気の優しい、のんびり屋タイプがいます。

 追い込み馬は、スタートダッシュする力がなく先頭に立つことが難しいので、どうしても後ろから行く戦法になってしまいます。

 脚質は、調教等で思惑どおりに替えれるものではなく、その馬に合った戦法を調教師や騎手が様々な試行錯誤を繰り返し、追い求めるものである。


脚質 戦  法
逃げ  スタートとから常に先頭に立ってレースを進め、そのままゴールになだれにむイケイケタイプ

 【馬の気性】
 闘争心が強く、抑えのきかない気性の馬が多い。無理に抑えると引っ掛かったり、或いは走る気をそいだりして、本来の能力を発揮できない。または逆に、気が弱くて図太さに欠け、馬込みを怖がる馬も逃げることになる。気性的な弱さをもつ逃げ馬は、ゴール前で後続馬に追いつかれると、一気に走る気をなくすことが多い。が、強い逃げ馬は、追いつかれると、二の脚を使ってとことん粘るので大崩はしない場合がある。最後まで闘争心を継続する粘りがあるかどうかが、逃げ馬の能力の分かれ目である。なお、逃げるには他馬に先じる脚力がいる。発走直後の瞬発力やスピードは不可欠。
先行  逃げ馬の後ろから5番手あたりくらいまででレースを進め、直線の手前あたりでトップの馬をとらえてゴールを駆け抜けるタイプ。

 【馬の気性】
 2番手、三番手に控えるので、逃げ馬よりは融通がきく気性が必要。但し、前で競馬をするので、それほど抑える必要はない。また、よほど遅いペースで団子状の馬群にならない限り、馬込みにもまれる位置でもない。脚力については、前に位置するために、やはり発走直後の瞬発力と速さが必要。
差し  逃げ馬、先行馬の後ろ、中団あたりで走り、最終コーナーから直線にかけて前の馬を追い抜いていくタイプ。

 【馬の気性】
 位置取りを下げて行くためにには、折り合いがよく、抑えることもできる冷静で素直な気性が必要。また、道中は馬込みにもまれることが多いので、それを苦にしない図太さも不可欠。脚力は、スピードはもちろんだが、後ろから追う分、最後の瞬発力が重要。鋭い末脚を生かすためには、先行するより後ろから行ったほうがいい。
追い込み  レース前半は後方にいて、直線で一気に他馬を追い抜いていくパワータイプ。

 【馬の気性】
 逃げ馬同様、気性難が考えられる。激しい闘争心のために、他馬と並ぶとカーッとしてどんどん前へ行こうとする。が先頭に立つだけのスピードダッシュやスピードがない場合、或いは後ろから行って鋭い末脚を生かしたいと考える場合に、後方待機策をとることになる。馬群を壁にすれば折り合って、抑えられるわけだが。持ち味は何といっても最後の瞬発力。また、直線では先行馬群を割ってでも前へ出なければならないので、図太さも必要だし、諦めずにとことん頑張る粘りが必要になる。
自在  レースの流れによって、どんな競馬でもできる臨機応変タイプ。

 【馬の気性】
 気性的に難がない馬で、バランスのとれた脚力を持っている。どんな展開にも対応できるのは強みで、安定して能力が発揮できる。あとは脚力の水準がどの程度かということ。


各脚質に必要な能力
逃 げ                    
    
先 行                      
       
差し・
追い込み
                     
       
気性・脚力  闘
 争
 心
 粘
 り
 折
 り
 合
 
 抑
 え
 る
 図
 太
 さ
 速
 さ
の発
瞬走
発直
力後
瞬最
発後
力の
 持
 久
 力
 爆
 発
 力