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■サラ系はスピード!アラ系はパワー勝負!

 現在の競馬はサラブレッド系のレースとアラブ系のレースが行われています。競走馬は次のように分けられています。

サラブレッド アラブ

 サラブレッドの原種は、アラビア半島を生息地としていたアラブ種と呼ばれる馬です。

 17世紀、東洋からイギリスに輸入されたアラブの牡馬と、イギリスの在来の牝馬を交配して、従来の馬り速く、スタミナをもつように改良した馬の品種。

 サラブレッドという名の由来は「完全に(thorough)
品種改良された(bred)もの」というところからきている。

 その後も、速く走る馬同士で交配が重ねられてきましたが、そのように300年以上にわたって、徹底的に品種改良が続けられてきたのがサラブレッドなのです。
 従って、速く走ることにかけては、ほかのどの馬よりも能力が優れています。

 しっかりと訓練を積み、競走馬となったサラブレッドの最高時速は60〜70km。陸上動物の最速の120kmものスピードを出すチーターと比べれば随分遅い気がしますが、チーターの瞬発的なものだであるのに対し、サラブレッドはスピードを長く持続できるが強みです。

 
  サラブレッドは、父系の血統をさかのぼると
   【ダーレー・アラビアン】
   【バイアリー・ターク】
   【ゴドルフィン・アラビアン】
の3頭の馬のどれか1つにたどりつく。
 そのため、この3頭を【サラブレッドの三大始祖】と呼ぶ。


■サラ系

 サラブレッド系の略。
  アラブ血量が25%未満で、
  サラ系×サラ系
  サラ(サラブレッド)×サラ系
  アア(アングロアラブ)×サラ系
  サラ×アラ(アラブ) のいずれかの馬。
 また軽種馬以外の馬(例えば日本の在来馬)にサラ、アラ、アア、サラ系、アラ系(アラブ系種)のいずれかを連続して4代交配して生まれた仔もサラ系となる。
 なお、サラ系の馬に8代連続でサラブレッドを交配して生まれた仔は、サラブレッドと認められる。

 アラビア半島を原産地として、その周辺で数千年前から飼われていた乗用馬、サラブレッドの原種にもなっている。


■アングロアラブ
 アラブとサラブレッドを交配して、フランスでつくられた品種。
 アラブ血量25%以上で
  アラ(アラブ)×サラ(サラブレッド)
  アラ×サラ系
  アラ×アア(アングロアラブ)
  アア×アア

  サラ系に連続3代以上サラ、アラ、アア、サラ系のいずれかを交配して生産する。


■アラ系

 アラブ系種の略。アラブ種とはアラブ血量100%の馬だが、日本には現在、純血のアラブは数えるほどしかいない。
 アラブ競走に出走している馬はアングロアラブかアラ系種だ。
 アラ系種は、アングロアラブと同様に、アラブとサラブレッドの混血種でアラブ血量25%以上の馬だが、その交配の組み合わ せがアングロアラブと意なる。また、軽種馬以外の馬にサラ、アラ、アア、サラ系のいずれかの馬を続けて4代以上交配した馬もアラ系と認められている。
 アラ系種はサラ系種とともに日本独特の品種。


■サラブレッドとアラブの違い

サラブレッドとアラブの違い
スピード  スピードで比較した場合、アラブはサラブレッドにかなわない。
 2,500mのレコードタイムで比較した場合、だが、アラ系のレコードはヤングアトムオーの2分45秒2だがサラ系のレコードはJRAファストフレンドの2分40秒8。他の距離のレコードで比較してもサラのが上である。
スタミナとパワー  サラブレッドは負担重量に敏感だが、馬力のあるアラブは重い負担でも耐えられる。前例のヤングアトムオーは58`を背負ってのレコードだがJRAファストフレンドは55`。アラブはスタミナに優れ、連闘にもかなり耐えうることが出来、そのため出走回数も多いのである。
気性  アラブは闘争心が強く、パドックでも気合を表に出す傾向があります。発汗の度合いも強く。目をギラギラさせて小走りを見せる馬が珍しくない。
体型  アラブは普通は450`でも大きい方で、380〜430`程度の馬が多く、500`を超える大型馬もいるが、それはまれな例である。サラブレッドは普通450〜500`が主流です。まれに400`を下回る馬や逆に550`を超える大型馬もいます。なのでサラブレッドと並ぶと一回り小さく見える。しかし、小柄であっても骨太な体形で、首なども太短くく見える印象がある。

 サラブレッドは精神面だけでなく、肉体面も極めてデリケートな生き物です