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■種付け・妊娠から出産まで

 馬の生産はほとんどが北海道の生産牧場で行われます。生産者にとって、自分が所有する繁殖牝馬(肌馬という)にどの種馬をかけあわせるかということは非常に大事な問題です。

 肌馬の血統を調べて、どの系統の種馬をつれてくれば、より強くて速い競走馬を生み出すことができるか、それこそ寝食を忘れるくらい考えています。当然、遺伝学の知識も必要になります。

 種付けの期間は、肌馬が発情を繰り返す春から夏に集中します。この季節に1回目が1週間、その後、約3週間してまた発情します。

 種付け料はシーズン終了後、受胎が確認されたものに支払いします。

 ちなみに発情した馬は走らないといわれますが、発情しても競走馬としての能力には無関係で、要は走ることへの集中力が欠けてしまうのです。

 肌馬の発情を確認するためには、いわゆるアテ馬を使います。肌馬がもし発情していなかった場合、種牡馬が蹴られてしまう危険性があるからです。種牡馬の種付けの所要時間はわずか30秒。

 受胎率は約7割といったところで、10頭のうち3割くらいは不受胎となります。この場合、後日もう一度種付けするか、1年刊休ませてもう一度種付けを行うか、どちらかを選びます。



■種付けの仕組み


種牡馬

繁殖牝馬】
種付け時期の決定
牝馬を種牡馬のところへ連れて行く
アテ馬を使って興奮させる
種付け
      約330日 不受胎     不受胎
受胎 種付け
    不受胎
受胎
約330日
出産 翌年に種付け